エレキギターの弦の選び方について基本的な部分をまとめました。
ギターの弦は音色に関わる大事なパーツなので、あなたのギタースタイルに合ったギターの弦の選択になれば良いと思います。
そして、人気のダダリオの弦について紹介していきます。
もくじ
ダダリオの弦の選び方
エレキギターの弦の太さは基本的に、1/1000インチで表されています。
なので、0.001インチなら直径が0.0254ミリメートルということになりますが、ミリで考えることはあまりないでしょう。
基本は1弦が0.09ぐらいから始まる弦のセットが一般的です。
- スーパーライトゲージ(.009~.042)
- ライトゲージ(.010~.046)
- ミディアムゲージ(.011-.049)
- ヘビーゲージ(.012-.052)
ギターの弦の選び方として基本的な考え方は、太い音を出したい時には太い弦を選びます。
反対に繊細な音を出したい時には細い弦を選ぶことになります。
これはギターの構造によるところなので、アコギもエレキギターも同じ考え方です。
ギターの弦が細い場合
- 細い場合には1弦が切れやすいのが最大の難点です。
- 弦が細い場合にはテンションが低くなるので抑えやすくなります。
- テンションが低くなるのでネックに負担がかかりにくくビンテージギターには安全です。
ギターの弦が太い場合
ギターの弦の太さはプロでもこだわるところです。
太い弦だからといって太い音が鳴るわけではありません。
切れにくくなるというメリットもありますが、テンションが高くなるので指で抑えにくくなるというデメリットもあります。
メーカーによっても変わるので色々な弦の太さを試してみるのがおすすめです。
- ギターの弦が太い場合にはテンションが高くなり、弦を抑えるのも感覚が変わります。
- 強いピッキングに耐えられるので音の伸びが長くなります。
- 細い場合に比べるとテンションが高いので指の運びが難しくなります。
弦によって音の抜けが変わったり、安物だと早く錆びたりします。特に1弦、2弦は安物は早く錆びますね。
弦そのものの音の質を考慮して、ギターのボディーや楽器、曲など色々な側面からどのような音を出したいのかということをふまえて弦の選定もできれば良いと思います。
迷ったら直観ですね。
ボールエンドの色で何弦か分かる
ダダリオの弦はギターに張るときにボールエンドでどの弦かわかるようになっています。
1弦なら銀 色、2弦は紫 というふうになっています。
3弦は緑 、4弦は黒 、5弦は赤 、6弦は金色のボールエンドです。
1弦と2弦とか太さが似ていると間違えやすいのですがボールエンドを見ればわかりますね。
エレキギターの弦のメンテナンス
弦のメンテナンスはギターを使い終わった後にギタークロスで拭くのがおすすめです。
弦についた指の油を拭き取ったり、夏場は汗も付いたりします。
ギタークロスで弦を拭くことで錆の防止になります。
フェルナンデスの青いギタークロスがおすすめ。安くて品質も高いです。
エレキギターでレモンオイルでボディーを毎回吹き上げるということはないと思いますが、ギターポリッシュはレモンオイルなどが付いていると弦が錆びるので注意です。
基本的にはオイルでは弦を拭くことはなく、なにかつけたい時にはコンディショナーやクリーナーになります。
こちらはDunlop ストリングクリーナーです。
これで吹き上げると弦の滑りがよくなります。
ギターの弦の選び方
ギターの弦の選びはどの弦の太さが良いか、ギターを演奏するスタイルに合っていることがポイントです。
ギターの弦の選び方
- 弾きやすい弦の太さ
- 音楽のジャンルに合った弦かどうか
- 弦のセットに好みの太さが入っているか
選ぶ時には弾いた感覚を大事にすべきです。
色々なメーカーや太さの弦を試してみることで弦を選ぶ経験値がつきます。
自分の演奏スタイルに合っているかどうか、表現したい音は出るのかというかねあいも出てきます。
大事なのは実際に弾いてみて1弦がよく切れるなという時にはセットを変えていってしっくりくるギターの弦のセットをチョイスしましょう。
ピッキングで弦が切れるような場合には力が強い場合や、ピックが固い場合があります。
引き方によっても切れやすいでしょう。
ジャンルによって選ぶ弦は変わる
演奏するジャンルによってもギターの弦のセットの種類は変わります。
例えばチョーキングが多いような繊細な音楽のジャンルでは細い弦を使う必要があります。
太い弦を使ってしまうと弦が固くてチョーキングが難しくなるからです。
逆にパンクバンドのようなギタリストで細いギターの弦のセットではパワフルな演奏に耐えられない可能性があります。
演奏が激しいジャンルの音楽には太めの弦のセットがおすすめです。
またネックの長さも弦のテンションに関係します。
通常はネックが短くなるとテンションが高くなるので太い弦では左手の指の抑えが難しいでしょう。
ネックが長ければ音の伸びが良くなるように太めの弦がおすすめです。
ダダリオの弦がおすすめ
ダダリオのエレキギターの弦は世界中で使われています。
多くのアーティストが使っている信頼性の高い弦です。
フェンダーのようなギターにダダリオは音がよく合います。
ロックなテイストを表現していきましょう。
ダダリオはニューヨークにある老舗メーカーです。
アメリカから世界中の販売店で使われているスタンダードな弦のメーカーです。
長期間で安定したピッチで使えるということで愛用者が多いですね。
3セット入りのお買い得パックは下記のとおりです。
ダダリオ SuperLight .009-.042 EXL120-3D
少し細めの弦のセットなので抑えやすくチョーキングしやすいエレキギターならではの弾き味があります。
1~6弦それぞれの太さ
Nickel Round Wound .009 / .011 / .016 / .024W / .032W / .042W
紫のパッケージのおなじみのスーパーライトのエレキギター用の弦ですね。
ロックとかチョーキングが多い演奏なら細めの弦のセットがおすすめです。
ダダリオ Regular Light .010-.046 EXL110-3D
エレキギターの弦でスタンダードなのが「Regular Light」ですね。
ダダリオのレギュラーライトゲージは世界中のミュージシャンに使われている弦です。
コンピューター制御で正確なピッチ、トーンを維持する極めて高いクオリティを実現されています。
Nickel Round Wound .010 / .013 / .017 / .026W / .036W / .046W
ダダリオ SuperLight Top/Regular Bottom .009-.046 EXL125-3D
ダダリオの「EXL125」は音質にこだわるギタリスト向けといっても良いかもしれません。
高い音は細く、低い音は太い弦になるので弾くのは初心者の方には難しいでしょう。
EXL125は細い弦は細く、太い弦は太くというメリハリがついたセットです。
太い弦と同じ勢いで高い音も出そうとすると細い弦なので切ってしまう可能性もあります。
ですので、細い弦を弾く時には勢いを抑えてるテクニックも必要になります。
Nickel Round Wound .009 / .011 / .016 / .026W / .036W / .046W
弦は消耗品なのでストックを用意しておきましょう。特に1弦や2弦は力んでピッキングをすると切れやすいので注意です。
初めてギターを弾き始めるようような、エレキギター 初心者セットには、おまけが1セット付いているだけです。
弦の予備は用意しておきましょう。
まとめ
ギターの弦は6本ありますがどれも大事です。
まだダダリオを使ったことのないギタリストの方は、ギターの弦を張り替える時にダダリオを使ってみるのがおすすめです。
ダダリオの弦の評価がネットで高いことが弾いてみるとわかると思います。
安物のギシギシした弦とは違いますよ。
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BOSSのクロマチック・チューナーなら頑丈なボディで長く使えるチューナーなのでおすすめです。
弦の張替えも楽しくなりますね。