ギタークロスはギターを弾いたあとにメンテナンスをするためにかかせないものです。
大事なギターだからお手入れも大事になります。
- ギタークロスのおすすめは?
- どうやってギターを手入れすれば良いの?
ということで、基本的なギタークロスの使い方や評価が良いおすすめのギタークロスを8点ご紹介します。
ギターなど楽器の掃除でよく使うクロスと定番のレモンオイルもあります。
もくじ
ギタークロスおすすめ
ギターの掃除をするための道具としてギタークロスは大事ですよね。
例えば、ネックはいつも触るところなのでギターを弾いたあとには汗や汚れなどを拭く必要があります。また、弾く時にブリッジなども触るのでついでに掃除をしましょう。
きちんと手入れをすることで指板のカビが発生しないようになります。
とくにフレットは金属部品なので緑のカビがつきやすいためギタークロスで汗などを拭きましょう。
指板の裏側のネックも手の汚れが付きやすい部分なので掃除をすることで弾きやすくなります。
ギタークロスは黄色や青など見た目は色しか判別できませんが、実際に使ってみると使い心地が違ってきます。
ファイバークロス、キョンセーム、コットン系。
コットン素材が1番安く、ファイバークロスは一般的です。
セーム革のキョンセームは高級なビンテージギターなどで使うものですね。
ギタークロスは洗濯できるの?
ギタークロスが汚れたら洗濯をして良いの?
という疑問もあると思います。
- ファイバークロスは洗濯しても問題ありません。
ただし、熱に弱いので乾燥機ではなく日陰干しで乾かした方が良いですね。 - コットン系の場合は繊細なので、やさしく手洗いをして日陰干しをした方が良いですね。
洗濯バサミではさんだりすると痕が残ります。 - キョンセームの場合は洗濯機で洗ったり、熱いお湯で洗うのは厳禁です。
石鹸や中性洗剤でぬるま湯で洗って日の当たらないところで干しましょう。
※商品の取扱説明書などでご確認をお願いします。
ギタークロスの代用
ギタークロスの代用品でメガネ拭きは使えるの?
という疑問があるでしょう。
初心者向けのギターならリスクもないので、それほど問題ないですがビンテージギターに使うのはやめておきましょう。
百均のギタークロスやメガネ拭きと、フェンダーのギタークロスと比べると素材が違います。
ギターメーカーのクロスはボロボロになりやすい。
つまり、ギターの塗装にダメージを与えないように優しい素材です。
Fender フェンダーのギタークロス
Fender(フェンダー)のギタークロスも不動の人気があります。
クロスの種類は4種類あって色によってそれぞれ微妙に使い心地が違ってきます。
Fenderのストラトギターが定番で、エレキギターでは老舗ブランドですね。
ギター以外にもロゴマークがかっこいいFenderのストラップも有名です。
Fenderフェンダークロスの種類
【おすすめ!】 GENUINE FACTORY SHOP CLOTH |
楽器専用クロスでフィニッシュ用 |
---|---|
PREMIUM PLUSH MICROFIBER CLOTH | マイクロファイバークロス |
POLISH CLOTH | 楽器専用クロスでトリートメントアイテムと使う |
SUPER SOFT MICROFIBER CLOTH | マイクロファイバークロス |
Fender フェンダー クロス GENUINE FACTORY SHOP CLOTH
フェンダーの工場で使っているプロも使うギタークロスです。
一押しでおすすめのギタークロスです。
SHOP CLOTHはフェンダーのクロスの中では評判が高く、ギターのネックやボディーもこの一枚で済ませられるというレビューも見られます。
ギターの塗装面をいためることがないので、迷ったらこのスーパーソフトクロスにしておけばOKです。
Fender フェンダー クロス SUPER SOFT MICROFIBER CLOTH
マイクロファイバーを使っているギタークロスで研磨とクリーニングができます。
油分やグリースなどの汚れを拭き取ることができます。
手の汗を書きやすいひとにはネックと弦のクリーニングに良いですね。
Fender フェンダー POLISH CLOTH
昔からあるフェンダーのPOLISH CLOTHです。
価格的には1番安く、600円程度で売られています。
安いので品質的にもソコソコです。
ある程度使ってボロくなったら買い直すという使い方になりますね。
Fender フェンダー PREMIUM PLUSH MICROFIBER CLOTH
ヴィンテージギターなど高級なギターには良いでしょう。
とても柔らかい素材なので楽器を傷つけたくない場合におすすめです。
優しく磨き上げることができます。
マイクロファイバークロスでフェンダーの中では1番高く、1200~1300円ぐらいします。
フェルナンデス WCSポリッシング クロス 625S
フェルナンデスのクロスといえば、この青いクロスがおなじみですね。楽器屋さんに行くとよく見かけます。
エレキギターでもおなじみのフェルナンデスです。
ノンシリコンタイプでいつも使っているクロスという信頼性があります。Amazonではレモンオイル付きを選ぶこともできます。
モーリス ギタークロス
高級なギタークロスといえばモーリスですね。
でも1,000円以下で買えるので、イメージよりは安いのではないでしょうか。
モーリスのクリーニングクロス「MCC-2」は、アコースティックギターでよく使われています。
ベリーマX素材のクロスで、ナイロンとポリエステルの超極細繊維な複合紡糸です。
要するに汚れが落ちやすいということですね。
モーリスは評価の高いギタークロス
・サッと拭くだけで簡単に油分の汚れが落ちる。
・ギターポリッシュを使わずに済むようになった。メガネも拭いちゃいます。
・汚れたら水洗いをすれば綺麗になるので愛用しています。
キョンセームクロス:春日
キョンセームのクロスは楽器を弾くひとにはおなじみで、湿度を調節する機能があるのでギタケースに入れておくと良いですね。
いわゆるバイオリンとか弦楽器を全般で掃除をするための高級なクロスです。
キョンのセーム革の性能は高くギターをコレクションのように大事に保管するひとにおすすめです。
人工クロスとは違い油分がよく落ちます。汚れたらキョンセームは洗って何度でも使えます。
洗い方は、ちょっと石鹸を付けてからぬるま湯でもみ洗いをして、よくすすいだ後、直射日光の当たらない場所で干せば大丈夫です。
HOSCO キョンセーム革ハイエンドクロス KCL-WS
HOSCO(ホスコ)のキョンセーム革ハイエンドクロスです。
KCL-WSはセーム革のクロスでギターを拭き上げるのに最適です。
キョン種の鹿革を使用している最上級のセーム革クロスです。
きめ細やかで繊維細胞は0.00000015mmなのでビンテージギターでも傷をつけることなく綺麗に汚れを拭き取ります。
革の天然コラーゲン成分で楽器に潤いも与えることができます。
天然コラーゲン成分が含まれているのでポリッシュやオイルを使用しなくても汚れが落ちて艶も出てきます。
MサイズとSサイズがあります。
クリーニングクロス PWPC2:ダダリオ
D’Addario(ダダリオ)は弦のメーカーです。
メンテナンス用品も多く作っており「ダダリオ クリーニングクロス」はギターのボディーの手入れで使えます。しっかり拭いて磨けば光沢も出てきます。
コットンフランネルの柔らかな起毛している素材なので毛玉はできます。
やさしくギターをメンテナンスしたいひとにおすすめです。
弦のクリーナー:ダダリオ
ダダリオの弦をクリーニングするのに最適なのが「String Lubricant and Cleaner PW-XLR8-01」です。
ギターとベースで使える潤滑剤&クリーナーですね。
弦の摩擦抵抗を抑えることができます。
潤滑剤はギターを弾いていると鳴る「キュッキュッ」というフィンガーノイズを防止します。
ノンシリコン ギタークロス:Greco(グレコ)
ノンシリコンのギタークロスです。ギターも作っているGrecoという日本のブランドです。コットン100%で楽器にも優しい素材です。
ギターの手入れの時にクロスに少しオイルを付けてボディを拭くのに最適。
糸くずや毛羽立ちが少ないのも良いですね。
価格の相場は600円ぐらいです。
ARIA アリア クリーニングクロス CC-500 NB
ARIA(アリア)のクリーニングクロスでCC-500 NBは、アコギを作っているメーカーなので、クロスも繊細ですね。
ポーラー・フリース素材の生地は少し厚めで柔らかく、楽器を掃除するのに最適です。
クロスは一度洗ってから色落ちさせて使うと良いですね。吸水性もあります。
ギターのボディーに付いた指の指紋も綺麗に拭き取れます。
手袋タイプ ギタークロス:ESP
手袋の形をしたギタークロスといえばESPの「CL-8G/YELLOW GLOVES CLOTH」です。
手にはめてボディーやネックを手軽の掃除をすることができます。
楽天では評判が高い、手袋タイプのギタークロス。
携帯やパソコンもついでに掃除しちゃうという、手軽さがあります。
Freedom Custom Guitar Research SP-P-10 Polish Cloth
「Research SP-P-10 Polish Cloth」は、Freedom Custom Guitarの楽器用ポリッシュクロスです。
ビンテージギターなどに使える仕上げ専用クロスです。
最高級の超極細繊維で演奏後に乾拭きをすれば塗装面を傷つけることなく磨くことができます。
帯電防止処理でホコリやチリなどが残らない仕様です。ポリッシュ・ワックスの拭き取り粉も付きにくくなっています。
サイズ:40cm×40cm、価格相場:2,500円~
ギターの弦 クリーナー:Phoenix
ギターの弦の裏側やフレットを掃除することができるツールです。
クロスではないですが、掃除がしやすい優れものですね。
指板は弦を交換した時にしか掃除しにくいもの。
ですが、ワイパーパッドなら弦を挟み込むようにしお手入れできるのでめちゃくちゃ便利です。
繊維のカスは出ますが、クリーニング後は弦を一本一本が綺麗になって弾きやすくなります。
ギターをクリーニングする方法
ギターのクリーニングの基本は、クロスで全体を綺麗に磨くことです。
汚れがひどい場合はボディーにポリッシュを付けて拭く場合もあります。
通常はクリーニングする場合には軽くクロスにオイルを付けるぐらいでいいと思います。
オイルを使う時には使い分ける必要があります。
レモンオイルはボディーのみにした方が良いです。
弦や指板に付くと弾きにくくなります。
指板を掃除をする時には何もオイルを使わないか、汚れがヒドいときには「指板コンディショナー」を使います。
このダダリオのコンディショナーを付けてから、指板をクロスで拭くと手の油汚れを落とすことができます。
オイルが揮発する時に灯油系の臭いが少しします。
湿度を保ってコンディションを整えるのに最適ですね。
まとめ
ギターをメンテナンスをするのにギタークロスはかかせません。
楽器を演奏したら必ず汚れを拭き取るようにしましょう。
掃除をする時には必ずしもオイルは必要はありません。
使いやすいフェルナンデスのクロスなどで弾き終わったあとに指の汚れや汗などを拭き取ればOKです。
きちんと拭くことで、弦も長持ちするし滑りが良くなるので弾きやすくなります。
オイルも使ってピカピカにしたいのであればネックとボディーはクロスを分けて使うことをおすすめします。
レモンオイルはボディーのみに使います。
フレットや指板はコンディショナーを使いましょう。
初心者のかたはギターを弾いたあとにサッとひと拭きしてギタースタンドに立てるという習慣がつくと良いですね。